ちょっと一息。

夫と妻と娘2人のつれづれ日記。

お誕生日おめでとう。

先日長女の15歳のお誕生日でした。

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あっという間の15年。余りの早さにびっくりです。

生まれてしばらくして「何かが違う」。母親の直感でしょうか。

不安と期待が入り交ざった毎日。それでも大きな病気をせず

丈夫にすくすく育ってくれました。

毎日のように「今日は喋るかな」「今日は喋るかな」と期待しては

落胆し・・・。そんな日々を過ごし「知的障害を伴う自閉症」と

診断されたときはなぜか「やっぱりな」という感想でした。

 

それからは自責の念に潰されそうになったり。

「私はこの子に「普通」の人生をプレゼントしてあげられなかった。

なんてことしてしまったんだ」と本当に潰れるかと思う位凹みまくる。

自閉症育児は予想以上に大変で何で私がこんな思いをしなきゃいけないんだと

綺麗事なんて言ってられない毎日でした。

パニックを起こし号泣してる長女の姿をただ眺めてるだけ。

時には「うるさい!いい加減にしてよ!」と怒鳴る事もあった。

本気で施設に渡そうと思ったときもあった。

主治医や療育の先生に「母親が、親が、と私ばかりに求めないでください!

これ以上何をどうすればいいんですか?!いい加減にしてよ!!」と

逆切れ(?)したこともあります。本当にきつかった。

それくらい追い詰められてたのも事実です。

 

正直今だって心落ち着く日はない。毎日のように彼女の将来で悩んだり

彼女の言動に「いい加減にしてくれよ」と思う事も多々ある。

だけど、彼女のおかげで知らなかった、知ろうとしなかった世界を知り

視野が広がった。父に「お前が長所を育てるのと同時に長女がお前を

育てるんだ」という言葉、こういう事だったのかと身に染みた。

 

障害児育児は綺麗事ではありません。自分の醜い弱い所も目の当たりにします。

それでも喜びもあります。それは些細な事だけど。それでも喜びに違いはない。

障害児の母になって15年。とりあえず自分にもお疲れさん、と。

イラつくこともたくさんだけど初めて「母ちゃん」と呼んでくれた時を

思い出して頑張って行こうと思います。

 

15歳のお誕生日おめでとう。愛してるよ。

 

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